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重陽の節句の由来はなに?行事と食べておきたい食べ物をご紹介!

      2016/07/02

ひな祭りやこどもの日は「節句」の時期でもありますが、他にも「節句」と定められている日があります。

現代では少し忘れられつつある日ではありますが、冬を迎える前の秋、立ち止まって一度「重陽の節句」とも呼ばれる日を見つめてみませんか?

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重陽の節句の由来は何からきているの?

日本には四季があり、春夏秋冬で様々な行事があります。

その中でも、ひな祭りやこどもの日のように「節句」としてお祝いされる時期がありますよね。

3月3日、5月5日もそれぞれが節句の内の一つで、一年の中の五節句の一つです。

ここで「後3つの節句がある?」ぴんと来た方もいらっしゃると思いますが、その通りです。

最初は1月7日、そして3月5月と過ぎて、今度は7月7日。

そして9月9日が最後の節句として締めくくられます。

昔は奇数が縁起が良い数字だとされていて、偶数は良くないとされてきました。

この奇数が重なる日はめでたいとしてお祝いをした事が五節句の始まりとも言われています。

特に一番大きな数字の9が二つ重なる9月9日はとてもめでたい陽の数字が重なる「重陽の節句」としたのです。

現代ではあまり聞かれなくなって、むしろひな祭りやこどもの日の方がメジャーな節句として多くの方に知られていますが、

昔は長寿や繁栄を願い、一番盛大にお祝いをされていた節句でもあったのですよ。

重陽の節句と呼ばれますが、菊の節句と言われると現代の感覚からすれば「9月なのに早くないかな?」と不思議に思うかもしれませんね。

旧暦ですと、9月9日は丁度今で言う10月ぐらいでしたから、とても美しく菊が咲き誇っていた時期なのでそう呼ばれて親しまれた行事だったのです。

重陽の節句はどんな行事なの?

節句はそもそも中国から伝えられた行事です。

菊の節句、重陽の節句もそれに変わりはありません。

宮中の行事としてなんと平安時代ぐらいに取り入れられて、菊を愛でながら厄払いや長寿を願う行事を行っていたのです。

民間に広まったのは江戸時代ぐらいからで、その頃から他の節句と同じように「五節句」のうちの一つとして扱われました。

農業も忙しい時期で美味しい食材もたくさんあります。
菊を使って行われていた事などもありますから、取り入れられそうなものがあればぜひチャレンジしてみて下さい。

・被せ綿
きせわたと読みます。
前の日に菊を用意して綿を被せて、翌日の朝に綿を外して菊の香りや露を含んだ綿で体を清めます。
そうすれば長生きができるとされていましたが、現代では少し難しいかもしれません。
綿を用意できなくても、ハンカチやタオルなどを綿に見立てて用意して、ふんわりと被せておいてから使うのも良いですね。

・菊湯
お風呂に入る時に湯船に菊を浮かべます。
こどもの日の菖蒲湯と同じように考えれば分かりやすいでしょうか。
花をお風呂に浮かべれば、いつもと気分もがらりと変わりますからとてもリフレッシュできますよ。

他にも、菊の花を持ち寄って美しさを競う、菊の花を使ったコンクールが昔は行われていました。

菊の祭りや菊人形などは秋ごろに良く見かけますので、イベントを探して出かけるのもいいですね。

呉茱萸の実を赤い袋に包んだものを茱萸嚢というのですが、これを身に着けたり飾ったりして厄除けなども行われていました。漢方、生薬として使われています呉茱萸なので、お薬としてであれば手に入るかも。

お酒を使った菊酒もあります。
元々はお酒に菊を漬け込んで作っていましたが、現代ではお酒に菊を浮かべるというのが主流です。

お酒を飲めない方やお子様と楽しむのであれば、綺麗な器を用意してそこに水を張り、花びらや菊の花を浮かべて「フローティングフラワー」にするのもおすすめですよ。

インテリアとして飾れば、秋の夜長を穏やかに彩ってくれます。
ゆったりと静かに、秋の空を眺めるのもよい気分転換となります。

上賀茂神社や車折神社、市比賣神社など、神社でも重陽の節句の時に神事、お祭りが行われるのでお出かけしてみるのもよいでしょう。
一年に一度の行事ですから、参加できれば貴重な時間を体験できますよ。


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重陽の節句にも特別な食べ物はある?

やはり行事の内容だけでなく、どんな食べ物-行事食を楽しんでいたのかも気になる所ですよね。

新暦だと9月のはじめとなるわけですが、元々は秋の頃ですから本当に多くの農産物がたくさん収穫できた頃でした。
新米も取れる頃ですし、いろんな美味しいものを期待してしまうのも当然です。

・栗ご飯
秋の味覚の一つで、楽しみにしている方も多いのでは?
収穫されたばかりのお米でほっくりと栗を炊けば幸せなひとときになる事間違いなし。
もう一杯、とついおかわりをして、お腹がはち切れそうになってしまうかもしれませんね。実は栗の節句とも、この重陽の節句は呼ばれているのですよ。

・秋茄子
これを聞いて思うのは「秋茄子は嫁に~」ということわざでしょうか。
とはいえ、この節句の時に頂く時には「中風にならない」と言われています。食べ方は特に指定があるわけではないので、いろんな料理で楽しんでみて下さい。
あっさり食べるなら焼き茄子や煮浸し、ご飯のおかずにするならマーボーナスなどでたっぷり食べても。

・食用菊
スーパーなどでも比較的手に入りやすくなっていますから、ぜひこの時期だけでもお料理に使ってみて下さい。
栗ご飯と一緒にお澄ましを用意して、おわんに浮かべるのも素敵ですよ。サラダや酢の物にも使えますし、綺麗にてんぷらにして頂くのも乙なものです。

和菓子でも菊をかたどったお菓子が出回りますので、お気に入りのお店を巡って探してみるのもいいですね。

敬老の日も近いですから、これからも長生きしてもらえますようにと一緒に食事会を開くのも良さそうです。

もしかしたら、おじいちゃんやおばあちゃんでしたら「重陽の節句」の事もご存知かもしれませんので聞いてみてお話のきっかけにするのもよさそうです。

まとめ

多くの行事があるなかで、この菊の節句は現代ではあまり聞いた事がないという方も多いでしょう。

重陽の節句と呼ばれて徐々にまた取り上げられたりするのを見かけます。

今と昔とは季節感なども違いますから、完全に同じようにするのは難しいです。

けれども、こうした昔ながらの行事もあったのだなと思い出して、長寿を願う傍らで秋の恵に感謝をしながら過ごすきっかけにしてみて下さいね。

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 - 秋の行事