風邪が中々治らないのはなぜ?気になる症状や長期化したときの対策
風邪を引いたら薬を飲んで早めに治そうとしますよね。
市販薬や処方箋をきちんと飲んでいるに、ぐずぐずと完治せずにせきや鼻水などのつらい症状に悩まされたりもします。
あまりに長引く時には風邪ではない可能性もあるので、どんな症状が出ているのか一度確認してみましょう。
風邪が中々治らないのはなぜ?
冬になれば、気をつけていても一度ぐらいは誰もが「風邪を引いたな」と思うものです。
一般的な風邪はウイルス性で、大体は1~2週間も経てば治るのが普通です。
病院で診察をしてもらい、食事をして薬を飲んで療養して熱が下がれば安心ですが、その一方で咳や鼻水などの諸症状は治まってくれなくて、ずるずると長引いて3週間4週間、そして1ヶ月以上と「治らない…」と悩む方もいます。
あまりに長引く時には、風邪ではなくて別の病気にかかっている事もあります。
病院にも行く時間が取れず様子を見ることもあると思いますが、3、4週間ほど経過しても治る気配がない場合には、ウイルス性ではなくて細菌性の風邪にかかることもあるので用心しないといけません。
例えば、溶連菌は扁桃炎や中耳炎を発症させます。
肺炎を起こす肺炎球菌もあれば、インフルエンザ桿菌という肺炎や血菌症、骨膜円を引き起こす細菌もあります。
風邪を引くと、回復のために体力を消耗し、免疫力も低下している状態です。
その為、「どうして治らないんだろう…?」と思っていたら、二次感染をしていたという事も有り得るので十分に体調に配慮をして下さいね。
風邪が治らない時に気になる症状
風邪が治りにくいと感じている時に良く出ている症状は、咳や鼻水です。
咳が長く続く時に考えられる風邪以外の病気としては、
・気管支炎
・マイコプラズマ肺炎
・百日咳
などが予想されます。
鼻水も風邪の諸症状の一つとして私たちの頭を悩ませる厄介な症状ですが、
時期によっては花粉症を併発していたり、アレルギーの症状が出ていたりする事もあります。
特にご家族にアトピーやアレルギーがある方がいるなら、自分もかかるかもしれないと思って検査などもしてもらうと良いでしょう。
花粉の飛散する春や秋頃の風が長引く時には、「もしかしたら風邪ではない?」と疑って病院での診察をしてもらう事をおすすめしますよ。
症状がどうして治らないのか、はっきりすればそれだけでも気分が良くなりますので!
風邪が治らないと思ったらどんな対策をしたらいい?
長期化した風邪の症状も、咳や鼻水と普段なら「まあすぐに治るよね」と楽観的に構えていられますが、ごほごほと咳き込み続け、鼻水が流れていくのが続くのはとてもつらいものです。
のどは痛みますし、何ともいえないような気持ち悪い状態が続くと、それだけでも疲れてしまいます。
あまりに長く風邪が治らないと感じるのであれば、病院に行く時間を作って詳細に診てもらって下さい。
総合病院で相談をするのもいいですし、鼻水が出て元々鼻炎持ちと言うのであれば耳鼻科での相談も良いでしょう。
また、アレルギーがあるならアレルギー科を探すか、かかりつけ医や行ってみようと検討している病院に事前に電話連絡をして診察可能か聞いておくと安心です。
長引く際には、やはり体力や免疫力の低下も考えられますので、引き続き無理をせず、食事や睡眠をしっかり取りましょう。
それ以外にも、部屋の掃除をして清潔な住環境を保つ事も大切ですので、体調が良い時にでも作業をしてみて下さいね。
まとめ
風邪は身近な病気ですが、「万病の元」とも言われるほどです。
長期化してきて治らないと思ったら、症状のチェックをしてから病院でもう一度診てもらうのも有効です。
仕事や学業、プライベートに支障をきたさないように、大事になさって下さいね。