ユーカリの木の下で

のんびり、しりたいいろんなことを少しずつメモしています。

京都人が愛する水無月の由来!作り方の簡単な紹介とおすすめのお店

      2016/07/02

6月が近づくともう一年の半分終わったのかと思わずカレンダーの残りを確かめてしまうほど。

この時期は祝日もなく特にイベントもなさそうですが、京都の方にとってはなくてはならないお菓子が出回る時期です。

その名も水無月。

6月の別名ではないのかと首を傾げる人が殆どかもしれませんが、このお菓子のことを知っておくと京都の人と話題が盛り上がるかもしれませんよ。

スポンサーリンク
  

京都人が愛する水無月の由来は?

京都で生まれ育った人なら一度は口にしているだろう水無月というお菓子。白色のういろうを土台に、小豆が載せられている三角の形をした和菓子です。

非常にポピュラーで、近所の和菓子屋さんに出かけて買い求める姿も良く見かけます。

一切れも150~200円前後でリーズナブルですし、おやつにもぴったりです(一部それ以上の値段がするお店もあります)。もっちりとした食感ながらもさっぱりしていて、この蒸し暑い時期でも食べやすいのであっという間になくなってしまいます。

…が。

実は京都ならではのお菓子で、夏越の祓いの時期に食べるこの季節ならではの特別なものです。大阪だと少しは食べる所もあるようですし、京都発祥または出身の菓子店だと置いている所もあるというぐらいで意外に貴重な存在。夏越の祓いそのものは全国で行われるのですが、どうして京都ではこのお菓子も食べられているのでしょうか。

一年の半分が終わる6月、その最後の日である6月30日は晦日の日。

折り返しの日でもありますから、半年分の罪や穢れを祓って残り半年も無病息災で元気に過ごそうということで「夏越の祓い」の神事が行われます。茅と呼ばれる植物で出来た輪が近くの神社にも作られると思うので、実際にくぐった人もいるでしょう。

昔は旧暦の6月1日は氷の節句と呼ばれていて、この日に氷室の氷を口にして暑気払いをしていました。この当時は氷を口にすることで夏に痩せたりしない、元気でいられると信じられていましたが、冬でもない夏の暑い時期に庶民が口にするのは夢のまた夢です。

それでも何とか貴族に倣おうということで、氷をかたどった菓子を作って食べるようになったのが水無月です。三角形が氷の形を示し、上にのせられた小豆は悪魔祓い、邪気除けを意味しています。何気ない形に見えますが、きちんとした意味があったのですね。

水無月の作り方は簡単です

京都に住んでいるなら多くの和菓子店で購入できますが、他の地域だとそうもいきません。
手作りしてみたいと思う方に、簡単な作り方をご紹介します。牛乳パックを型にして、レンジを使うのでとても手軽に出来ますよ。

  • 材料
    ・小麦粉100g
    ・砂糖70~100g(さっぱり目が好みなら少なめで)
    ・水300g
    ・小豆(上に乗せる分です。缶の粒あんや甘納豆が良く使われます)適量
  • 作り方
    1:小麦粉、砂糖、水をだまにならないよう混ぜます。
    2:時間に余裕があれば生地を漉しておくと滑らかな口当たりになります。
    3:型として使う牛乳パックに9割ほど生地を流し入れてから横に倒して、レンジで6~7分加熱します。
    4:残った一割に小豆を入れて混ぜてから、最初に固めた分の上に流し込みレンジで1~2分加熱して出来上がりです。

面倒なら最初に小豆も入れて加熱しても構いません。型から外す時は冷えてからの方が外しやすいです。砂糖に黒砂糖を使っても美味ですし、好みで小麦粉に抹茶を入れても味わい深い仕上がりになりますよ。

出来上がったら乾燥しないようにラップで包んで密閉容器に保存します。冷蔵庫で1~2日、冷凍も可能です。冷凍を頂く時には自然解凍するか、レンジで1~2分軽く温めて解凍して下さい。

スポンサーリンク

水無月は京都のどこがおすすめ?

手作りしてみても、食べたことがない人は「これで本当に正しい水無月が作れたのかな?」と疑問に思いますよね。
京都に6月に出かけることがあるなら京都大丸(四条河原町)、京都タカシマヤ(四条河原町)、京都伊勢丹(京都駅)などの百貨店のデパ地下などが立ち寄りやすいですので、そちらの方がお店探しに悩まずお求め安いかもしれません。

ちょっと遠出して出かけられたら味わいたいお店も参考にどうぞ。良いお店が多くて紹介しきれませんが、ほとんどの和菓子屋さんで「水無月」というように書いてありますから、ふらっと見つけたお菓子屋さんで購入するのもよいですよ。

  • 出町ふたば
    上京区。豆餅で有名ですね。並びますが、購入できるならいつまでも待ちたくなるそんなお店です。火曜と第4水曜日定休。8時30分から17時30分。売り切れる前に早めに出かけましょう。
  • 五建ういろ
    東山区。ういろうで有名なお店です。9時から20時、無休。水無月以外のういろや他のお菓子にもつい手が伸びてしまいます。
  • 嘯月
    北区。季節感溢れる生菓子は別格です。日祝日定休。9~17時。6月30日のみ、前日までに要電話予約。出かける時には予約時間に合わせて用意してくださるので、遅刻はしないようにいきましょう。他にもお菓子を予約しておくと楽しみが増えます。
  • 中村軒
    西京区。桂離宮前、水曜定休。7時30分~18時。茶店は9時30分から。一緒に麦代餅も買って帰りましょう。ひっきりなしにお客さんが訪れて、茶店で寛ぐ方も多くいらっしゃいます。
  • 宇治駿河屋
    宇治市。JRまたは京阪宇治駅から徒歩4~5分ぐらい、水曜定休。9時分~18時。こだわりの抹茶の水無月が食べたい!と思ったら足を伸ばして宇治観光と一緒に楽しんでしまいましょう。

出かける予定が作れないという方も多いでしょうから、そんな時にはお取り寄せが出来るお店もあります。

  • 甘春堂(東山区)
    本店は京都ですが、京都市内にもたくさんお店があります。関東や名古屋、九州の百貨店などにお店がありますが、京都以外のお店だとお出かけ前には作っているか問い合わせた方が確実ですね。
    取り寄せは販売期間は基本の水無月(白)が6月1日から6月30日、黒砂糖入りの黒と抹茶の茶は30日限定です。(30日限定着のみ購入可)

販売期間は6月30日の一日だけの所もあれば、6月いっぱい販売しているお店もあります。

水無月は白い生地が基本ですが、それぞれのお店で味わいも違えば見た目もどことなく違っています。昔からこの店!と決めている人もいればいろんなお店を食べ比べている方もいますので、お気に入りのお店を探すのも一年に一回の楽しみになりそうですね。

まとめ

京都人なら6月が近づくと「ああ、水無月さんを食べよう、食べたいな」とごく自然に思ってしまいます。

県外に出てみると、探しに出かけても見つからず初めて「ローカルスイーツだったのか!」と愕然としたものですし、逆にやってきた人からすると「水無月って一体何?!」と驚かされたことでしょう。

京都の方もそうでない方も、のこり半年の無病息災を祈りながら水無月を頂きましょう。
しばし口にも福を運んで、暑い夏に備えて下さいね。

スポンサーリンク

 - 京都, 料理