浴衣を洗う頻度は?クリーニングか洗濯?自宅での洗い方はどうやるの?
夏に涼しげに浴衣を着ている人たちを見ていると、自分でも着てみたくなりますよね。
温泉旅館などで着るものというイメージもあるかもしれませんが、今はリーズナブルな浴衣も多いですし、夏祭りや花火大会に行く時に着る方も多いです。
風情を感じながらカップルや友人同士で夏のひと時を楽しんで帰宅した後、ふと疑問に思いませんか?
「浴衣、この後どうするんだろう…?」
これから何度も着ようと思っているのであれば、丁寧にお手入れしておけば長く着用できますよ。
浴衣を洗う頻度はどれぐらいがいいの?
洗濯の頻度は殆ど汗もかかずに汚れていないようであれば、和装用のハンガーや物干し竿などにかけて風通しの良い所で干して臭いをとりましょう。
1~2回ぐらいであればこれでも十分です。
夏場の温度は20度は軽く超えますが、近年は30度もあっという間に越えていますよね。
40度近くになる事も多く、出かけた先によっては人混みの中でもみくちゃにされて汗だくになったり、何かしらの汚れが付いていたりする事もあります。
普段着として着用しているのであればそれほど汚れることはありませんが、知らないうちに着いている汚れもあるでしょう。
目に見えない汗汚れなどもありますから、数日放っておいていざ着ようと思ったらシミに気がついた、ということもあるぐらいです。良い状態を保つためには、着用後はその都度洗っておきたいですね。
浴衣はクリーニングと洗濯どちらにする?
悩むのが、クリーニングか自宅で洗濯するのか、ということです。
まずは浴衣の選択の表示を探しましょう。
手洗い可や洗濯機表示があるものは自宅で洗濯が出来ます。ドライマークがついていたり、特に表示がないものは自宅では洗濯できません。
総絞りの浴衣は自宅で洗濯すると縮んだり絞りが取れてしまうので、こちらも専門店へお願いしましょう。購入する時に予めクリーニングについてどうしたらいいのか聞いておくと着用した後も慌てなくて済みます。
普段は手洗いや洗濯機を使って浴衣を綺麗にしている時でも、シーズンが終わる時にはクリーニングに出してから保管する方が長持ちします。
クリーニングも一般的には1000~2000円前後ぐらいで作業をしてもらえますが、持ち込む前に価格を問い合わせておくと受け付けて値段を聞いた時に焦りませんよ。
汗汚れは水性の汚れなので、水洗いをしてもらうなどお店と相談しておきましょう。ドライだと汚れが落としきれていない事もあります。
意外に浴衣クリーニングでのトラブルも少なくありませんから、高価な浴衣ほど専門店でのクリーニングを利用した方が安心して綺麗にしてもらえます。
食べこぼしや泥はねなどの濃い汚れやシミなどは、自分で取ろうと思っても余計に汚れが酷くなる事もあります。
この場合も無理せずクリーニングを使う方がいいでしょう。
浴衣の自宅での洗い方
自宅で浴衣を洗うなら手段は二つありますが、それほど作業そのものに差はありません。
洗濯機にお任せするか、自分自身の手を使うかです。洗濯ネットに入れる時には袖たたみをします。
- 洗濯機を使う
たたんでネットに入れてから、弱水流やおしゃれ着洗いなどのコースを使います。
脱水は弱めで時間も短く1~2分程度でさっと行います。 - 手洗いする
たたんでから押し洗いをします。(洗面器など入れやすいものを使って下さい)
洗うときにはネットに入れていなくても構いません。
汚れやすい首周りや袖元は優しく揉み洗いを行います。
強すぎると生地を傷めますので、力加減もほどほどに。
洗い終わったらネットに入れて弱めの脱水を短い時間で行います。
糊付けは好みですが、脱水する前につけるようにすればパリッと仕上げられます。
ただし、シーズンが終わる時に片付けるために洗濯している時にはのりが原因でかびたりするのでつけなくて構いません。
脱水が終われば干しますが、直射日光は避けて下さい。もし直接当たるような場所しかないという時には裏返しをします。
物干し竿や和装用ハンガーにかけてシワを伸ばして干しましょう。
アイロンをする時は当て布は必須です。表示を見て温度を確認してから、しわの部分に軽く水を拭きかけて丁寧に作業しましょう。
綺麗に洗濯が出来れば、また次のお出かけも楽しみになりますね。
まとめ
浴衣のお手入れは難しいようでいて簡単なようでもあります。
何度か洗濯もすれば慣れてはきますが、生地の素材や高級なものなどは手洗いではなく最初からクリーニングに出した方がいいものもあります。
さらりとした着心地で、上手に着付けて外を歩けば他の人からの視線も釘付けです。お気に入りの浴衣を着てお出かけを楽しむために、お手入れの仕方も覚えておきましょう。
クリーニングや手洗い、洗濯機と状況に応じて上手く使い分けて浴衣でのおでかけを楽しんで下さいね。